勅使川原 真衣

「将来有望」が1年後には「使えないやつ」に。移ろいがちな他人の評価が、不気味なまでに影響力を持つ「能力」。その実態と、息苦しさをつくる社会背景をときほぐし、泥沼から脱け出す生き方を模索する。 「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」 ガン闘病中の著者が贈る、まさかのストーリー。 ――ときは、2037年。急降下した 上司の評価で病める息子を救うため、 死んだはずの母さんがやってきた!?